Foto Fan Fun

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タグ:Fマウント

エンジニアの嗜みにAPS-Cのイメージサークルに対応する35mm F1.0の特許が紹介されています。

http://egami.blog.so-net.ne.jp/2015-03-03

ニコンが35mm F1.0の特許を出願中です。 FX 50mm F1.4のレンズにリア式ワイドコンバーター(縮小光学系、レデューサー)を装着してDX 35mm F1.0として使用するようです。

縮小光学系、レデューサーとは、製品でいうとMetabonesのSpeed Boosterが該当します。
Speed Boosterはマウントアダプターでもありますが、アダプターの筒の中には光学系が含まれています。
APS-Cのセンサーを搭載したミラーレス機にマウントアダプターをつけてフルサイズに対応したレンズを使用した場合でも、フルサイズ機と同じ画角で撮影できるようにした製品がSpeed Boosterです。

今回のレンズはイメージサークルこそAPS-Cに対応していますが、Fマウント用の交換レンズとして用いるにはバックフォーカスが適切ではないとのことです。
そこで、エンジニアの嗜みの管理人であるえがみさんは、これを応用した新しいカメラの可能性について言及されています。

http://egami.blog.so-net.ne.jp/2015-03-03

APS-Cの撮像素子を搭載したFマウントのデジタル一眼レフ。 ミラー周りを外してこの縮小光学系を組み込み、EVFを搭載すれば、Fマウントの擬似フルサイズ一眼レフとなります。 フルサイズが望まれる理由は色々あると思いますが、あるレンズをフィルムカメラと同じ感覚で使いたい、ボケ量が欲しい、といった理由であれば擬似フルサイズ一眼レフで不足ないことになりますね。

この特許はフルサイズのイメージサークルに対応したレンズに縮小光学系を装着してAPS-Cのイメージサークルに対応したレンズとしています。
それに対し、えがみさんの考え方は、縮小光学系の部分のみをカメラのボディに予め入れておくというものです。
そうすることでAPS-Cミラーレス機でもフルサイズのレンズをそのままの画角で使用することができます。
つまりは不変のFマウント、そして擬似的ではありますがフルサイズミラーレスの2つが同時に実現可能となります。

実際に縮小光学系を採用したレンズ交換式のカメラとしては、ミノルタの「RD-175」や「Dimage RD3000」、ニコンの「E2」や「E3」がありました。
過去にそういったカメラが存在したことから実現自体は難しくないのかもしれませんが、製品化というところまで考えると私も少し夢を見すぎたのかもしれません。

「D7200」発表の裏で「FM10」の価格改定がひっそりと告知されています。

http://www.nikon-image.com/products/info/2015/0302.html

平素はニコン製品をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
以下の製品につきましては、生産コスト上昇などの影響により、現在の品質を維持し続けることが困難な状況となってきたため、2015年(平成27年)年4月1日より、メーカー希望小売価格の改定を実施させていただくことになりました。
何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。



「FM10」はフルマニュアルのフィルム一眼レフカメラです。
発売時期が1995年12月と今年で発売から20年を迎えようかというカメラでもあります。
また、このカメラはコシナのOEMであることでも有名です。

価格の改定は2015年4月1日に行われます。

【改定前】希望小売価格(税別) 【改定後】希望小売価格(税別)
FM10 41,000円 61,000円
FM10 標準セット 55,000円 75,000円

ニコンが「D7100」の後継機、「D7200」を発表しました。

http://www.nikon.co.jp/news/2015/0302_d7200_01.htm

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、撮影領域と表現力を広げるニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D7200」を発売します。



D7200 D7100
レンズマウント Fマウント Fマウント
撮像素子形式 CMOS CMOS
撮像画面サイズ APS-C(23.5×15.6mm) APS-C(23.5×15.6mm)
有効画素数 2416万画素 2410万画素
記録画素数 6000×4000 6000×4000
記録媒体 SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
ファインダー ペンタプリズム ペンタプリズム
ファインダー視野率 約100% 約100%
ファインダー倍率 約0.94倍 約0.94倍
AF測距方式 アドバンストマルチCAM3500II アドバンストマルチCAM3500DX
AF測距点 51点(クロスタイプセンサー:15点、F8対応:中央1点) 51点(クロスタイプセンサー:15点、F8対応:中央1点)
AF検出範囲 -3~+19EV -3~+19EV
ISO感度 ISO100~25600 ISO100~6400
シャッタースピード 1/8000~30秒 1/8000~30秒
フラッシュ同調シャッタースピード X=1/250秒、1/320秒以下(1/250秒超ではGNが減少) X=1/250秒、1/320秒以下(1/250秒超ではGNが減少)
連続撮影速度 約6コマ/秒 約6コマ/秒
撮影可能コマ数(連写) 18コマ(非圧縮14bitRAW) 6コマ(非圧縮14bitRAW)
モニターサイズ 3.2インチ 3.2インチ
モニター解像度 約122.9万ドット(VGA) 約122.9万ドット(VGA)
使用電池 EN-EL15 EN-EL15
撮影可能コマ数(電池) 約1110コマ 約950コマ
寸法(幅×高さ×奥行) 約135.5×106.5×76mm 約135.5×106.5×76mm
質量 約675g(本体のみ)、約765g(本体&バッテリー&SDメモリーカード) 約675g(本体のみ)、約765g(本体&バッテリー&SDメモリーカード)

同時にコンパクトデジタルカメラの「COOLPIX P900」も発表されています。
こちらは35mm判換算で24-2000mmのズームレンズを採用した高倍率機となっています。

また、噂のあった「Nikon 1 J5」は発表されていません。

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